うちわで綴る伝統と革新の歴史 -京都・老舗団扇 小丸屋 住井- english
小丸屋 住井
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表紙写真一覧
2012年
4月
春も来る 空も霞の滝の糸
Photo by Chiaki Sumii.
4月 長唄: 賎機帯 ( しずはたおび )
春爛漫の隅田川の船着き場が舞台です。人買いに子供をさらわれた母親が物狂いとなり遊芸に身をゆだね、息子を探し求めます。その狂女と渡し船の船長(船頭)とのやりとりの中で、寂しさの中にも春の花やいだ雰囲気も求められる演目になっています。
3月
弥生なかばの 花の雲 鐘は上野か浅草の
Photo by Chiaki Sumii.
3月 清元  三社祭 ( さんじゃまつり )
別名「善玉悪玉」ともいい、歌舞伎舞踊としては珍しく軽快な振りがついています。
浅草三社祭の場、山車人形で神功皇后と武内宿禰が踊り、引き抜きで漁師の姿になり流行唄にのり賑やかに踊ります。その後善玉・悪玉の面がついた黒雲が下りてきて、善玉・悪玉の踊りとなります。リズミカルでユーモラスな部分もあり、名作の一つと言えます。
2月
赤いものに取りては 南蛮辛子唐辛子 紅屋の看板緋の袴
Photo by Chiaki Sumii.
2月  半田稲荷 ( はんだいなり )
三代目坂東三津五郎初演(1813年)。二月の初午、子供の 疱瘡 ( ほうそう ) 、麻疹の神様といわれた半田稲荷へ代参する願人坊主が、物貰いををして歩く姿を舞踊化した風俗舞踊です。
疱瘡除けに効くという、‘赤’づくしの格好で町々を練り歩きました。
ユーモラスな踊りの見せ場もあり、風俗舞踊のおもしろさが盛り込まれています。
1月
おめで鯛つる 酒(ささ)の酔(えい) 機嫌上戸の福の神
Photo by Chiaki Sumii.
1月 常磐津 三ッ面子守
江戸の正月、下町の子守が三つの面を使って三人の人物を踊り分けるという、楽しい踊りです。
当時の‘子守’や‘丁稚’は明るく朗らかで、下町の人気者だったようです。
田舎から年季奉公に出てきた幼い娘が、江戸に馴れて小生意気になった風俗を上手く舞踊化したおもしろい演目です。
 

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